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2017年11月17日(金)

* 「シン・ゴジラ」    [  レビュー  ]

東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は陸に上がると、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。

 2016年公開の怪獣パニック映画。上映時間は120分。民放地上波で放映された作品を鑑賞。

 1954年に公開された怪獣映画「ゴジラ」シリーズの最新作で、シリーズとしては第29作目に当たるが、ストーリーとしては従来作品とは無関係となっており、現在を舞台に新生物「ゴジラ」が現れるリメイク作品。ただし、原点へのオマージュ的なシーンも多数ある。
 ストーリー展開では、ゴジラの暴れるシーンが描画されているものの主としてそのゴジラに対抗する日本政府の対応ぶりを描いており、現実に沿った展開を見せる群像劇的な作りになっている。

 登場人物は多いが、一応、主人公は内閣官房副長官で、後にゴジラ対策を行う「巨大不明生物特設災害対策本部」(巨災対)の事務局長となる矢口蘭堂で長谷川博己が演じている。内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹を竹野内豊、アメリカ合衆国大統領特使のカヨコ・アン・パタースンを石原さとみ、内閣総理大臣の大河内清次を大杉漣、内閣官房長官の東竜太を柄本明、防衛大臣の花森麗子を余貴美子、農林水産大臣で後の内閣総理大臣臨時代理となる里見祐介を平泉成、矢口の同期で野心家の保守第一党政調副会長の泉修一を松尾諭、巨災対のNo.2の志村祐介を高良健吾、巨災対で生物学的見地から対策を練る尾頭ヒロミを市川実日子、巨災対に「学界の異端児」として参加する間邦夫を塚本晋也、自衛隊統合幕僚長の財前正夫を國村隼、統合幕僚副長の矢島を鶴見辰吾、東京都知事の小塚を光石研、フリージャーナリストの早船達也を松尾スズキなど多数。

 冒頭から政府関係各所の多くの人物が登場し、刻一刻と移り変わる状況に対応していく様がテンポよく描かれていき、目が離せない展開。当初、「ゴジラ」が「ゴジラ」らしからぬ形態で描かれていてややがっかりするも、時間とともに進化していくという展開はこれまでとは違った演出でなかなか良かったかも。
 で、「主人公」の「ゴジラ」よりも、それに対する登場人物や対応の描画が見事で、最後までガッツリと引き込まれたわ。いやぁ、さすがに大当たりしただけのことはあるなぁ、といまさらながらに納得。オリジナルにも負けず劣らずの内容だったので、個人的評価は10点満点ということで。うん、いやぁ、参りました。

Posted by “Lupin” on 2017/11/18 00:03:09

2017年11月 9日(木)

* 「マイティ・ソー バトルロイヤル」    [  レビュー  ]

アスガルドの王子でありながらアベンジャーズの一員となり、地球を守る戦いに身を投じてきたソーはある日、再会した父オーディンから世界の終わり(ラグナロク)が迫っていると告げられる。そこに現れたのは、ある理由からアスガルドに対し強烈な恨みを抱く死の女神ヘラ。ソーの究極の武器ムジョルニアをいとも簡単に破壊する圧倒的なパワーを持つ彼女は、アスガルドの文明を崩壊させるという恐るべき復讐を計画していた。そんな中、ヘラによって宇宙の辺境サカール星に飛ばされてしまうソーだっただが…。

 2017年公開のヒーロー・アクション映画で、原題は“Thor: Ragnarok”。日本では現在劇場公開中で、MOVIX京都で字幕版を観賞。上映時間は130分。公式ページはこちら → マイティ・ソー バトルロイヤル|映画|マーベル公式

 「マーベル・コミック」の人気シリーズ「マイティ・ソー」の第3弾で、前作「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の続編。また、マーベル・コミックのヒーローが出演する「アベンジャーズ」シリーズとしては「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の続編にもなっている。
 で、「マイティ・ソー」シリーズの主役のソーとロキ以外では、「ハルク」のハルク、「ドクター・ストレンジ」のドクター・ストレンジらも登場する。それ以外だと、今作のヴィランとなる死の女神ヘラ、サカール星の支配者グランドマスター、サカール星のハンターのヴァルキリーらがメインキャストとして登場する。なお、「アベンジャーズ」シリーズからはブルース・バナー博士(ハルク)との関連でブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)がビデオ出演という形で登場する。

 今作ではソーの故郷の神の国・アスガルドと、宇宙の辺境にあるサカール星が主な舞台となっていて地球のシーンはわずかなんだけど、それなりに重要なシーンが多いかな。ストーリー展開は比較的わかりやすいのと、ややコミカルな演出が多いので楽しく観られたわ。もちろん、ヒーロー・アクションものとしても十分に楽しめるド派手な戦闘シーンも多くて、最後まで楽しめたので個人的評価は10点満点で9点ということで。

 で、一応、「マイティ・ソー」シリーズはこれが最終作になるみたいだね。まぁ、ソーたちは今後の「アベンジャーズ」シリーズに登場するので、まだまだ活躍の場は多そうだけど。


 キャストは、前作からソーのクリス・ヘムズワース、ソーの弟ロキのトム・ヒドルストン、ソーとロキの父親で神々の王オーディンのアンソニー・ホプキンス、ヘイムダルのイドリス・エルバ、ソーの友人のホーガンの浅野忠信らは続投、ブルース・バナー博士(ハルク)のマーク・ラファロ、ドクター・ストレンジのベネディクト・カンバーバッチもそれぞれのシリーズから続投。ただ、ソーと地球人の物理学者ジェーンは別れた設定となっている(劇中のニューヨークでは誰もが知っている(笑))ためナタリー・ポートマンは出演していない。
 新たな登場人物では、死の女神ヘラをケイト・ブランシェット、サカール星の支配者グランドマスターをジェフ・ゴールドブラム、サカール星のハンターのヴァルキリーをテッサ・トンプソン、アスガルドのビフレストの番人のスカージをカール・アーバン、グランドマスターの右腕のトパーズをレイチェル・ハウスが演じている。

 あとロキを称える劇中劇が挿入されているんだけど、ここでソーを演じているのはクリス・ヘムズワースの兄のルーク・ヘムズワース、またロキを演じているのはマット・デイモン(ノンクレジット)だとか。このシーンは一瞬だったのでアレっと思ったんだけど、本物だったのか(笑)。それから、おなじみとなっているスタン・リー会長はサカールの理髪師として登場している。

Posted by “Lupin” on 2017/11/09 18:53:34

2017年10月17日(火)

* 「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」    [  レビュー  ]

元陸軍内部調査部のエリート軍人で、今は放浪の旅を続ける一匹狼の流れ者、ジャック・リーチャー。ある日、かつての同僚スーザン・ターナー少佐を訪ねることになったリーチャーだったが、彼女がスパイ容疑で逮捕されたことを知る。何らかの陰謀に巻き込まれたに違いないと直感し、すぐさま拘禁されているターナー少佐を脱出させ、2人で逃亡を図る。そして執拗に迫る追手をかわしつつ、ターナー少佐の汚名をそそぎ、軍内部に蠢く陰謀の正体を明らかにすべく奔走するリーチャーだったが…。

 2016年公開のサスペンス・アクション映画で、原題は“Jack Reacher: Never Go Back”。上映時間は118分。スター・チャンネルで放送された日本語吹き替え版を観賞。

 2012年に公開された「アウトロー」の続編で、トム・クルーズが元陸軍の秘密捜査官で現在は住所不定の流れ者のジャック・リーチャーを演じている。また、憲兵隊のスーザン・ターナー少佐をコビー・スマルダーズ(「アベンジャーズ」シリーズのS.H.I.E.L.D.副長官のマリア)、ジャックが保護する少女サマンサをダニカ・ヤロシュ、ターナーの部下のアンソニー・エスピン大尉をオルディス・ホッジ、アーナーの上司のサム・モーガン大佐をホルト・マッキャラニー、ジェームズ・ハークネス将軍をロバート・ネッパー、ジャックたちを狙う暗殺者をパトリック・ヒューシンガーが演じている。

 元同僚のスパイ容疑を晴らすため、奔走するジャック・リーチャーの活躍を描いた作品。ジャックがターナー少佐の容疑を知る機会が、下心丸出しだったのがなかなか笑えるけども、劇中ではまるで色っぽい話はなし(笑)。相変わらずトム・クルーズのアクションはキレてるし、カー・アクションやドンパチも見応えあって退屈はしないね。あと、ジャックの娘(仮)役の少女が登場するのもストーリーにアクセントがあってよかったかな。
 ストーリーは比較的わかりやすく結構お約束の展開で安心して観ていられたので、個人的評価は10点満点の8点ということで。

Posted by “Lupin” on 2017/10/18 00:06:57